イベルメクチンという薬がコロナ患者に効いたというニュースが入ってきました。
これが本当なら、非常に嬉しいニュースですね!
救われる方も多いのではないでしょうか
ただ、これが一般的に出回っている薬だとすると
また買い占めなどのパニック買いが起こりそうです。
イベルメクチンについて私が気になったことについて調べてみました。
- イベルメクチンの市販薬はあるの?
- イベルメクチンの特許の期間はいつまで?
できれば最後までご覧ください。
イベルメクチンの市販薬は何?
イベルメクチンという薬がコロナ患者に効くというニュースが入ってきました。
これは世間一般に出回っている薬なのでしょうか?
イベルメクチンは日本では主に獣医師会で扱われている薬です。
基本的に人間には投与しない薬とのこと。
今回なぜオーストラリアの医師会がコロナ患者にこれを投与したのかに関しては
調べていないのでわかりませんが、歴史的には内生寄生虫治療に関して人間にも処方されてきたことはあるようですね
コロナ患者に効くことが汎用的なものであれば、非常に嬉しいニュースですよね!
では、例え家畜用だとしても一般人が手に入れることは可能なのでしょうか?
それに関しては獣医師会の金銭な事情で『出回ってない』らしいのです。
一般人が手に入れることは現時点では難しいようです。
逆に手に入れることができるようなら
パニック買いが起こると思うので、これでよかったのかもしれません笑
大村智の特許はいつ切れるの?
イベルメクチンは大村智名誉教授が開発された薬で、歴史のある昔からの薬です。
ジェネリック医薬品のように特許が切れた後の後発剤は開発されてもおかしくないですよね?
その特許切れの時期は
平成10年
だったようです。
もう切れてる!
では、なぜ後発品がないのでしょうか?
それは、この薬の価格の暴落や市販化を阻止しようとする獣医師会の動きがあったからです。
具体的にはこのような背景があったようです。
イベルメクチンの特許と要指示薬の関係についてですが、医薬品の特許権が切れると後発品(いわゆるジェネリック医薬品=ゾロ薬)の製造販売が可能になります。(健康保険の適用対象の医薬品の場合、先発品は開発費等が考慮されるので薬価は高く設定されますが、後発品は低く設定されています)
イベルメクチンも、特許が切れると後発品が現れることは当然、獣医師業界もわかっていたことで、問題はその後発品の市販化です。
後発品が市販化されて薬局(ドラッグストア)で風邪薬のようにフィラリア薬が販売されると動物病院は大打撃を受けることになります。(動物病院で予防普及会と獣医師会の名前のあるパンフレットやポスターをご覧になったことがあると思いますが、こうして製薬会社と一体となって築いてきた市場を薬剤師の薬局業界に開放したくなかったのです)
そこで、某獣医師会が傘下の獣医師を通して副作用の事例を収集し、市販化の危険性を農水省へ訴えたのです(動物用医薬品検査所への副作用の報告は、平成15年までは一部のモニター獣医師と製薬会社経由の限られたものだけだった。独自に調査したのはそれなりの意図があってのこと)
フィラリア薬が要指示薬に指定されると、薬事法第49条の対象となり、医師や獣医師の処方箋が無ければ売買ができなくなる。これが狙いだったのです。(法改正で人体用医薬品は「処方箋薬」に名称変更されています)
Barking Dog さん
今後抗コロナ薬として使われるようになれば
この現状も変わっていくかもしれませんね!
まとめ
イベルメクチンについていろいろとまとめてきました
- イベルメクチンは日本では家畜用の薬
- イベルメクチンの後発品は無い
- イベルメクチンは一般的にすぐ手に入るものではない。
最後まで読んで頂いてありがとうございました!
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